スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Date: --.--.--
Category: スポンサー広告

『解体屋ゲン』 第624話 400mの主張 感想

20150405-1.jpg

今週の第624話「400mの主張」、今までの解体屋ゲンとは一味違った、メッセージ性の強い回となってます。

特定の思想信条ではなく、誰もが心の中にある大きな疑問、危機感、それを原作者である星野先生はこのようにツイートされています。

20150405-20150405-7.jpg

自主廃業を選択した月星建設の佐藤、さくら商店街にやってきた佐藤はこれまで抱いてきた思いを胸を「ひとりデモ」を敢行する。

20150405-4.jpg

慶子のアドバイスで警察に届け出をしたうえでデモをしようとしたところ、逆に日曜日のさくら商店街歩行者天国を勧めてくれた警察の人が親切すぎて笑ってしまった。

さくら商店街で戸惑いを隠せいないまま、ひとりデモを始めた佐藤だったが、思いのほか同調者がおり、大きな輪を作っていくことになる。

まず響いてくるのがゲンの言葉、確かに組織に属する多くの人は自分の立場や役割を考えて個人の考えを出せずにいるのが現実、そして、いよいよそれが行き詰ってきていることを感じ始めている人も多いのではないでしょうか。

「でもみんなどこかで近頃の社会の歪みに気づきはじめている」

20150405-6.jpg

右手のこぶしを振り上げ、佐藤のひとりデモは続く。

「若者に魅力的な職場を作れ!」

「無茶な残業はさせるな!」

「タダ働きなんてもっての外だ!」

「天下りの給与は労働者の平均給与と一緒にしろ!」

「多額の退職金なんて払うな!」

誰もが思う当たり前のこと、その当たり前のことすら個人が言えなくなりつつあることへの危機感、それは結果として佐藤が考えもしなかった大きな輪をさくら商店街に起こしていく。

それは、ゲンが予想していたことでもあった。

20150405-5.jpg

23ページから24ページをめくった瞬間、その輪がここまで大きくなったのか!と驚いてしまった。

20150405-8.jpg

さくら商店街の個人商店主はもちろん、行き交う一般の人々の心にも響いたようで嬉しくなってくる。

また、この24ページ一番上のカット、どこかで見た覚えがある人が一人いるのだが、気のせいだろうか。
(このタイミングでデモに参加してくるあたりはさすがです)

ここでもうひとつ嬉しいのは、佐藤の妻と娘がデモに加わるシーン。

20150405-2.jpg

妻と娘にとっても、意外すぎる展開だったとは思うけれど、やはり自分の夫(父親)が誇らしく思えてきたのではないだろうか。

そして、25ページ左上のカットには、トシの後ろに杖をついたおばあさんの姿が!

「政府は真面目に仕事する人間に報いる社会を作れ!」

そして、もしかしたら佐藤が一番言いたかったことは、これかもしれない。

20150405-3.jpg

きっと、このおばあさんも同じことが言いたかったのではないだろうかと思う。

さくら商店街での「ひとりデモ」はいつのまにか、大団円になり、佐藤をまっていたのは称賛の拍手。

「声を出した勇気」、それがこれだけの大団円を作り出したと思う。

目に涙を浮かべる佐藤の妻と娘が印象的。

セリフはなく、ただただ響き渡る拍手の音だけでのエンディングが星野先生らしいシナリオだ。

20150405-9.jpg

改めて、今週の第624話は確かに異質ではあると思う。

ただ、マンガという媒体だからこそできた、マンガの底力を強烈に感じさせたという面で、もっともっと多くの読者の目に届いて欲しいと思った。

表紙含めて20ページ、その20ページの中に込められたものは、ひとりの男性のメッセージ。

特定の思想信条とは一線を画し、あくまでも一人の働く人間として、決して突拍子もないことでもなく、誰もが思ってはいるけれど、誰もが口にできないこと、それを自主廃業を機に、勇気を出して口に出してみた佐藤への称賛の拍手。

ぜひ、まだ日曜日ですので、お早めにお読みください!!
スポンサーサイト
Date: 2015.04.05
Category: 解体屋ゲン
Comments (0)Trackbacks (0)

この記事へのコメント:


管理人のみ通知 :

トラックバック:


最新記事
ブログ過去記事検索
カテゴリ
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
QRコード
QR
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

肥満のメカニズム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。