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『解体屋ゲン』 第621話 鈍い光(後編) 感想

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誘拐された漫才コンビ「コワモテ」のタクこと関根拓巳。

荒らされたアパートには、明日の夜8時に金を持って高円寺駅前に来ないとタクを殺すというメッセージが。

「鈍い光」後編、原作者、星野先生のメッセージをどこに読み取るのか?

私が思ったことは、漫才コンビ=金(金塊)=鈍い光であったということ。

確かに漫才コンビ「コワモテ」は結成以来まったく売れていない、お笑い芸人として周りを魅了するピッカピカの光を放つことはできなかった、お笑い芸人として彼らが放った光は鈍い光であった。

しかし、鈍い光ではあっても、そこには質量、重さがある、1kgの金は1kgの金、まばたくような明るい光であろうが、鈍い光であろうが質量、重さに変わりはない。

「コワモテ」にとっての五年間、鈍い光しか放つことができなかったのかもしれないけれど、そこには二人にしか分からない、二人だけの喜怒哀楽、成功と失敗があったと思う。

その喜怒哀楽、成功と失敗の「思い出」は、例え鈍い光であったとしても、二人にとっては貴重な心の財産だったのではないだろうか。

その「質量、重さ」が、石田を行動させた、という事実の重さが心に響く。

「毒を以て毒を制す」という言葉がありますが、前話の伏線を回収し、石田の父親(ヤクザ組織の大幹部)が事態の収集に動いたという結末は、まさに「毒を以て毒を制す」そのものであり、同時に漫才コンビ解散という強烈な副作用すら伴う劇薬でもあったのが悲しい。

繰り返しになりますが、鈍い光ではあっても、そこには質量、重さがある、1kgの金は1kgの金、まばたくような明るい光であろうが、鈍い光であろうが質量、重さに変わりはない。

それを凝縮させたのが、この石田のセリフだと思う。

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また、それに対するタクの絶叫も悲しいが、自分自身を責める気持ちと同時に、相方の優しさ、相方の捨て身の行動に対する感謝にも似た気持ちを読み取ることができる。

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前編・後編を読み終えて思ったこと、確かに結末は悲しいものではあったけれど、人間の人生、光輝く人生もあれば、縁の下の力持ちで地味に光る人生もある。

どちらも人間は人間、一人は一人、時間の長い・短いはあれど、「一人の人生」と見れば、同じだろう。

例えムダだと言われても、ムダだと思われても、そこに費やした時間は同じ、一時間は一時間、一年は一年。

そう思うと、「コワモテ」の二人にとっての五年間はたまらなく幸せな、羨望すら感じる五年間だったのではないだろうか。

もし、かなうならば、いつか「コワモテ」のお笑いステージをもう一度見てみたいと思う。

“パシリキング”石田の芸風がガラリと変わり「コワモテ」に、「コワモテ」だったタクの芸風に優しさ、ビビり芸がプラスされているかもしれない。

さて、来週の『解体屋ゲン』はおなじみ野島秀美コンサルティング回。

野島秀美コンサルティング回にハズレなし。

表紙&巻頭カラーが楽しみです。
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Date: 2015.03.19
Category: 解体屋ゲン
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