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DangDang気になる! 伝統の手漉き和紙作りが光る! 『解体屋ゲン』 第558話 紙飛行機にのせて(二) 感想

原作者・星野茂樹先生の緻密なフィールドワークが光る武芝村の村おこし編、いよいよメインテーマである、紙漉きの現状と課題が取り上げられることとなった。

石井先生おなじみ、苦悩する横顔がメインの表紙。

20131129-1.jpg

経営コンサルタント・野島秀美は村民への聞き取り調査から、村役場の赤松のおじいさん、故赤松作治が手漉き和紙の元祖であったという事実にたどり着く。

石井先生らしい(?)アナログな描写が面白い、空気がよどみ、生気が抜き取られてしまったかのような秀美。

20131129-2.jpg

さて、赤松が秀美に紹介した一人の人物、故赤松作治の“最後の弟子”こと岡崎浩一さん。

埼玉県比企郡にある和紙工房「岡崎浩逸堂」の主人である。

このあたりのフィクションとノンフィクションの絶妙な融合ポイントが面白い。

虚構の世界に実在する現実を織り交ぜることで、独自の世界観を確立していくシナリオ手法は星野先生が最も得意とするところだろう。

ここからの流れが雁屋哲先生の美味しんぼっぽい感じがする、まるで士郎の紹介で東西新聞社会部の記者たちが料理人から新たな発見を授かる、あの流れによく似ている。

20131129-3.jpg

岡崎浩一さんのセリフ、和紙を漉く手法は、料理作りによく似ていると思う、まるで美味しい澄まし汁を作るかの如く、手漉き和紙作りが始まる。

それにしても、興味深いのは手漉き和紙作りの作法、流儀、決して派手なことはないのだが、シンプルな作業を確実に、丁寧に、職人の勘を最大限生かしながら、淡々と作業が進むあたりはさすがだ。

コウゾの枝、トロロアオイの根っこ、そこから始まる手漉き和紙、「不思議、大好き。」が信条の星野先生らしい、こだわりの描写が続く。

「解体屋ゲン」とは、あらゆる“職人”にスポットライトを当てる職人応援マンガであり、その中には、今回のような日本の伝統、民俗を描写していくパターンも多い。

星野先生の作家、マンガ原作者としてのスタンスは柳田國男よりも宮本常一に近い。

しかしながら、秀美を待っていたのは過酷な現実、非情な過去、それは“手漉き和紙に殺された”という言葉に集約されている。

20131129-4.jpg

今回のシリーズは全4話らしいが、残りの2話で、どういった決着を見せるのかまったく予想できないところがこのマンガの魅力だ。

“ハッピーエンド至上主義”の星野先生だけに、武芝村再興に何らかの大きな動きがあることは間違いないと思うが、この手漉き和紙の現状をどう変えていくのか?、秀美の手腕も含め楽しみなところ。

もしかしたら、上野駅のコインロッカーで手漉き和紙のタイムオーバーが発見され、秀美に変わって星川が武芝村の村おこしに一役買うかもしれない。

ますます来週が楽しみになる、紙飛行機にのせて編です。
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Date: 2013.11.29
Category: 解体屋ゲン
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