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『週刊漫画TIMES』新連載 「臨床心理士・新庄美和 東京カウンセラー」(原作:高津太郎 作画:田名俊信) 第1話 大人への並木道 感想

『週刊漫画TIMES』の新連載は東京の下町、門前仲町を舞台に、臨床心理士・新庄美和の奮闘を描く「東京カウンセラー」、2号連続で表紙&巻頭カラーという大型新連載となった。

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原作者の高津太郎先生は以前『週刊漫画TIMES』にて「はいさい新聞生活文化部」を連載、作画担当の田名俊信先生もロングラン連載「蔵の宿」でおなじみの沖縄在住の作家、偶然かもしれないが“沖縄”というキーワードで結ばれているあたりも興味深い。

本作のメインテーマは精神科医ではなく、臨床心理士を主人公に据えたところにあると思う。

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精神科医と臨床心理士の違いはオープニングでこのように描写されており、薬物療法ではなく、クライアントの心の病を心理療法を中心に据えて、根本的な解決、緩和を目指していくというヒューマンストーリーになりそう。

私の印象では、精神科医=外科、臨床心理士=内科、というイメージがあり、投薬という物理的な治療ではなく、何故そういった心の病を抱えてしまったのか?という本質的な出発点から解決策を「ともに考える」のが臨床心理士であり、本作の主人公・新庄美和もあくまでクライアントに立場に立って、今後様々な相談を解決していくことになるのだろうと思う。

新連載第1話はいくつかの伏線が張られており、なおかつ内容そのものも非常に重い“出生の秘密”というテーマを扱いながらも、ラストはクライアントに新たな“気付き”を与えるというハッピーエンド、それがいい。

愛する夫を失い、心にポッカリ大きな穴が開いてしまったクライアント(孝介の母親、名前も出したほうが良かった)、ここで明らかにされていく親子の情愛が絡み合った相関図が面白い。

①母親は大学生になった息子(孝介)をずっと“こども”だと思っていた

→母親が思う以上に息子(孝介)は“おとな”に成長していた

②息子(孝介)は塞ぎ込んでしまった母親の心配していたが、精神科には抵抗があり、まだこのままの時間が流れることが必要であると漠然と考えていた

母親は孝介の知らない部分(出生の秘密)を心の中に抱えていた


いわば、母親は子供を心配し、子供は母親を心配するという美しい光景がここにあるのだが、一番興味深いのは、母親が息子である孝介に対して、出生の秘密という大きなプレッシャーを心の中に常に抱えながら、これまで子育てしてきたこと、そして、そこにあったのは笑顔と安心感に包まれた幸福な一家であったが故に、倍加してしまったであろう申し訳ないという気持ち、出生の秘密を隠すことが与えた心理的プレッシャーは相当なものだったと思う。

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幸せな家庭、だからこそ苦しくなる時がある、もし正直にすべての事実と真実を白日の下に晒したならば、幸せな家庭は維持できるのだろうか?、おそらく何も変わらないだろう、しかし不安も大きい、そういった行ったり来たりの心の迷いがあったのかと思うと、マンガを読みながら、この母親の人生に共感する部分は大きい。

また精神科というものに対して、漠然とした拒否感を抱いた孝介の気持ちもよく分かる。

臨床心理という現代的なアプローチに孝介が巡り合ったのは幸福な偶然だと思う。

しかしながら、このマンガが、マンガとしてそういった暗いものになるとは思えない、むしろここにあるのは、大きな希望であったり、新しい一歩を踏み出すためのヒントであったり、臨床心理士ならではの心のアプローチであると思うからだ。

新庄美和に高校生の美少女の娘がいるのも高ポイント!
(新庄美和は一体何歳なのだろうか?)

孝介が美和に、うつ病の話をし始めた瞬間に、そっと部屋を出ていく菜々の心遣いが素晴らしい!

ひとつの伏線として、新庄美和がシングルマザー(?)であることも今後、ストーリーに絡んでくるかもしれない。
(娘の恋愛話、彼氏が出てくるのは必至だろう)

(千川クリニックの千川先生が新庄菜々の父親だったら嫌だな・・・)

臨床心理士・新庄美和を中心に、悩める現代人にどういったアプローチを与えていくのか?そこにあるのは、小さな光明、小さな発見、そこからつながるであろう大きな気付き、大きな暖かさ。

マンガ全体のノリは、「コインロッカー物語+なみだ坂診療所÷2」といったノリがあると思う。

また蛇足ながら、大学生の頃、私が見ていた日本テレビのドラマ「心療内科医・涼子」を思い出してしまった。
(このドラマは散々なバッシングにあったがドラマとしては非常に面白かった!)

今後、一話完結でありながら、時折2話~3話を費やす連続ストーリーもあるのだろうか?、新庄美和の活躍+娘の菜々のアイドルっぷりが楽しみな「東京カウンセラー」になりそうです。


※原作者:高津太郎先生の既刊単行本

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Date: 2013.10.26
Category: 解体屋ゲン
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