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拳を握るだけで人生は変わる!! 『解体屋ゲン』 第545話 解体屋式ニート更生術(中編) 感想

経営コンサルタント・野島秀美がプロデュースする「解体屋式ニート更生術」、苦悩するニート三浦明夫を更生させるべく立ち上がったのは、秀美を中心としたさくら商店街の面々。

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今回、「解体屋式ニート更生術」でひとつ気になったのが、秀美が明夫の両親から正式な報酬を受け取っていたこと。

つまりこれは、ビジネスであり、単なるお人よしの人助け、ボランティアではない、しかし、何故原作者の星野先生は「報酬」というキーワードを何度も作中でPRしているのだろうか?

マンガ的に考えるならば、「報酬」の有無など情報提示する必要性すらないと思う。

星野先生の意図するところは、いまいち見えてこないのだが、私が推測するに、「無償ボランティアでは解決できない問題もある」ということ。

言い換えるならば、プロ(=仕事に対して金銭的報酬を得る)だからこそ踏み込める領域があるということ。

無償のボランティアは美しいと思う、実際、被災地で汗を流すボランティアの姿には頭が下がる。

しかし、ボランティアの仕事には自ずと限界が出てくる、そこで求められるのがプロの力、プロとは必要なコスト(経費)を厳密に計算した上で、資金を適正配分しながら、結果(就労意欲の向上)を出す存在だと思う。

経営コンサルタントである秀美が明夫の両親から報酬を受け取ることは、何ら不自然でもなく、むしろ当たり前のことではないだろうか。

そう考えると、ビジネスとして真正面から明夫の更生に取り組む秀美の姿が非情に頼もしく見えて来る。

築地市場での仕事に始まり、のみくい処大山、キッチン小雪で「社会人」としての経験、見識を積んでいった明夫、いよいよゲンの出番となった。

その前に気になったのがこちらのカット。

「明夫がああなってしまったのは すべて親である私たちの責任です」

20130830-3.jpg

この言葉は重い、そして極めてリアルな言葉だ、子供に対する愛情、しかし同時に、この愛情が明夫のニート生活を助長してきたのも事実だろう。

働かないのに生活できるのは両親が健在で、良くも悪くも優しいからであり、その面倒見の良さが結果的に甘えを許してきたと思う。

まさに「穀潰し」なのだ。

しかしやはり親心、ついつい自分を責め、子供を免責する、その親心は自然のことかもしれないが、客観的に見れば明夫は恵まれた環境だ、もし貧乏な家庭だったらニートになる余裕すら最初からないだろう。

さて、ゲンはコンクリートの壁を明夫と二人で解体に取り掛かる。

体を張ったゲンのアクションは「解体屋ゲン」最大の見せ場だろう。

石井先生の描くボリューム感たっぷりの肉体労働者は、一部マニアにとっては垂涎の的であり、理論ばかりが先行する世の中に対するひとつのアンチテーゼにもなっている。

誰もが憧れるはずだ、言葉より先に体を張って、体で証明し、体で答えを導き出す、そこにあるのは極めて原始的な愛情であり、ゲンにしかできないいわば肉体言語なのだ。

そしてゲンは明夫に語りかける。

「生き方なんてのは簡単に変わる こうやって拳を握るだけだ!!」

20130830-1.jpg

今の時代、ストレートに熱い男のメッセージが聞けるのは「解体屋ゲン」ぐらいだろう。

そこにあるのは愚直に生きてきた男の真実であり、読者に対して明日への勇気を授けるゲンの生き様そのもの。

拳を握るだけで人生が変わる・・・サンマーク出版の単行本に有りそうなキャッチフレーズだが、その拳を握れるかどうかは本人次第。

さていよいよ次週は後編、「解体屋式ニート更生術」最終回、明夫が見つけ出した自分への答えとは一体何になるのだろうか?

楽しみで仕方ない。

もしかしたら、ウルトラCでカメラマン高橋の再登場があるかもしれない・・・。




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Date: 2013.08.30
Category: 解体屋ゲン
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